虫歯の詰め物 色いろいろ
[保険診療] [審美歯科] [患者さんからの質問] [料金] [自費診療] [虫歯] 2011-04-15 | コメント(0) |
虫歯を保険診療で治療したら、銀色の詰め物が付いている歯や、白い詰め物が付いている歯があります。
奥のほうは暗くて、ぱっと見は、銀色が黒に見えます。
どうせ詰めるなら白にしてほしかった・・・。と、思いますよね。
それが、虫歯を削った穴が大きいと、白い詰め物(樹脂)では、割れてしまうために、金属の銀色の詰め物になっているのです。
保険診療で使われてる詰めもの(歯の一部を覆う)は、3種類あります。
銀の合金:削ったところの歯型を取り、歯科技工士が鋳造します。数日後、歯にセットします。これをインレーといいます。
レジン(樹脂):歯の色と同じ色の樹脂を虫歯を削った部分に詰めます。
アマルガム(水銀の合金):虫歯を削った部分に詰めます。 酸化して、黒くなります。
てらうち歯科では、アマルガム充填は行ないません。最近では、どの歯科医院でも使わなくなった材料です。昔に治療した歯に見られます。
レジンはご自分の歯と同じ色のものを使いますので、歯が元通りになったように見えます。
しかし、保険診療で認められているレジンでは、だんだんと茶色がかってくるので、審美的には長持ちしません。
保険のインレーは銀の合金で、パラジウムや亜鉛や錫などを含みます。
金属アレルギーのある方は、自費になりますが、金(高カラット金合金)のインレーを使います。(3万円~)
天然歯に近い硬さなので、金は周囲の歯やかみ合う歯を傷めないと言われています。
審美的には、セラミック(陶器)のインレーがあります。(4万円~)
白い歯が長持ちします。
天然歯そっくりに、歯の色のグラデーションも再現します。