指吸いは永久歯にも影響ある?
[小児歯科] [患者さんからの質問] 2009-10-29 | コメント(0) |
「先日、2歳半検診で、指吸いは3歳までにやめましょうと言われました。永久歯にも影響が出るのですか?」
と、質問のお母さん。
3歳までにやめる。というのは、あいまいな言い方ですが、明日4歳の誕生日だから、今日からピタリと止める。というのは、無理なので、今から、やめる努力をした方がいい。という意味です。
指吸いによって、前歯が指の太さの分、開いてしまう。というのは皆さんご周知のとおりです。
この状態は、食べ物を前歯でしごくことができませんし、発音障害も出てきます。
続いて、「乳歯は倒れてしまっても、永久歯に生え換わったら、ちゃんと生えてきませんか?」とのご質問。
乳児期の指吸いは成長過程の自然なのもなので、気にすることはありませんが、3歳を過ぎていても、頻繁に指吸いをしている場合、骨格に悪影響が出てきます。
骨に不必要な力がかかることで、歯並びのカーブがきつくなります。
永久歯に生え換わる時にも、そのカーブに沿って生えてきますので、歯並びが悪くなる可能性が高いです。
早くやめさせたくても、眠たい時には無意識で吸っているし、なかなか言い聞かせただけではやめない。と、悩んでいる親御さんはたくさんいます。
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