歯の『チカラ』
[予防歯科] [保険診療] 2013-06-25 | コメント(0) |
歯にはさまざまな力(機能)があります。生活のいろいろな場面で大切な役割を果たしています。
今日は「日本歯科医師会」の『歯の学校』という雑誌からイラストを引用してお話します。
奥歯を一本失うだけで、噛む力は20%も低下すると言われています。
□話したり笑ったりすること
歯は言葉の発音にも深い関わりがあります。
虫歯などで歯を失うと、サ行やザ行がうまく発音できない場合があります。
□スポーツや力仕事で歯を食いしばること
虫歯があるとしっかり食いしばることができず、運動能力にも大きく影響します。
歯のチカラを育てるために、虫歯に負けない強い歯をつくることが大切です。
そして、歯を支える健康な歯ぐきを保つことです。
そのためには、毎日の歯磨きが欠かせません。
そして、我流の歯磨きで磨き残しがないか。虫歯や歯肉炎が無いか。定期的に歯科医院で診察と歯ブラシ指導を受けることも、予防のために大切です。
噛む力が20%も低下!?
[予防歯科] [保険診療] 2013-06-21 | コメント(0) |
歯の王様ともいわれる第一大臼歯。
実は、噛む力が一番強い歯なのです。
第一大臼歯は上・下・左・右の前歯から6本目にある奥歯です
第一大臼歯は、生涯にわたって、咀嚼の中心となる歯です。
食事がおいしく味わえるのも、よく噛むことで唾液が分泌され、唾液の中の酵素がデンプンを糖に変えてくれるからです。
ところが残念なことに、この第一大臼歯は、虫歯になりやすい歯でもあるのです。
失うと、噛む力は約20%も低下すると言われています。
しっかり噛むことができないと、何を食べてもおいしくないし、味気ない人生になってしまいます。
一生自分の歯で噛めるよう、正しい歯磨きと、歯科医院での定期的な検診が欠かせません。
健康な歯で、しっかり噛んで、美味しい人生を楽しみましょう。
cf.『歯の学校』日本歯科医師会
指しゃぶり・爪かじりの防止薬
[小児歯科] [小児矯正] 2013-06-12 | コメント(2) |
お子さんの指しゃぶりでお困りのご両親へ
てらうち歯科で取り寄せてますので、お子さんを連れて、お気軽にお試しください。
マヴァラバイターストップという、ヨーロッパ製の薬です。
子供の指しゃぶり防止だけでなく、大人のつめ噛み癖防止にも使えます。
見た目は薬というより、マニキュアのトップコートのような感じと、匂いです。
うっかり舐めてしまうと「にがいー!!」 となって、親に言われずとも、しゃぶらなくなる。というわけです。
一度塗ると、苦味の効果は約2日間です。(手を洗っても落ちません)
今回、トライアルしてくれたのは、
寝る時にだけ指吸いをしてしまう4歳のRくんと、
つめ噛みをしてしまう6歳のTくんです。
4歳のRくん
「指を吸ったら、だめだよ。苦いよー」と念を押して、お布団へ。
案の定、眠たくなると、うっかり吸ってしまい・・・「にがーいぃ。ママ、これ取ってぇ~」
でも、洗ったくらいでは取れません。
数回、寝入る時に指を吸っては、苦くて半泣きするも、効果てきめん。次の日から、ぱったり指吸いをしないで寝るようになりました。
Rくんの場合、たった一回の使用で、指吸いが終わりました。(おめでとう!)
6歳のTくん
「爪を噛んだらダメだよ」 と言い聞かせて、バイターストップを塗ると、面白がって興味津津。
その後、お菓子を食べながら、うっかり指をしゃぶってしまい、、、「にがい!!」とびっくり。
数日間は爪をかむ癖も、すんなり収まったように思われましたが、Tくん的にほとぼりの冷めたころ、ふと見ると、またつめ噛みをしていました。
繰り返し塗って、継続期間を延ばせば、爪かみの癖が終わることが期待できそうです。
歯並びや、骨格のためには、指しゃぶりは3歳のうちに、終わった方がいいです。
もし、お子さんが4歳になってからも指しゃぶりを続けていて、前歯の上下のかみ合わせが気になりましたら、一度検診に来てください。
指の分の隙間ができてしまうと、発音や、摂食に障害が出てきます。
お父さん・お母さんが注意しても、就寝中の指吸いはなかなか終わらないものです。
てらうち歯科のスタッフも、その子の将来の歯並びのために、予防・治療に最善を尽くします。
まずは、お子さん本人に、指吸いの弊害を自覚してもらうための話しかけから。
ご希望でしたら、マヴァラバイターストップをお試しいただけます。(無料でお試しできます)
お気軽に寄ってください!
検査(歯周ポケット)
[保険診療] [患者さんからの質問] 2013-06-02 | コメント(0) |
患者さんからの質問です
『歯医者さんに行くと、検査のときに「1.1.2.2.4.3.3.3・・・・」と、衛生士さんが言っているのを耳にしますが、あれって、何をしているんですか?』
念仏のように数字を唱えているので、不思議に思いますよね。
これは、歯と歯茎の境目の深さを測っています。
この部分を『歯周ポケット』といいます。
数字は深さが何ミリなのかを、アシスタントに伝えて、カルテに記入しています。
もちろん、一人で測って、一人で記入する場合は無言です。
道具はプローブと呼ばれるもので、メモリがついています。
ひとつの歯でも、舌側・ほっぺた側・奥歯側・前歯側で深さが違うので、一歯ずつ丁寧に測ります。
歯周ポケットが深いところは、歯周炎になっている部分です。
歯周炎がある部分は、プルーブが触れただけで出血します。
ポケット内の歯石の除去やブラッシング指導などで、医院の治療だけでなく、患者さんのホームケアと共に、歯周炎を改善していきます。