子供の口臭
「うちの子の口臭が気になるんです・・・」とおっしゃる、6才・Tちゃんのお母さん。
「赤ちゃんの頃は、口臭はなかったのに・・・。」と悩むお母さん。
虫歯や歯周炎があれば、そこでバクテリアが多くなって、口臭が強くなる場合があります。
検査の結果、Tちゃんの口腔内は異常なし。
子供にも口臭があります。これを生理的口臭と言います。
年齢が進むにつれ、生理的口臭は誰にでもあります。
その臭いは、胃の内容物や、唾液の分泌量などで、千差万別です。
自分と違うニオイに、人は敏感ですので、気になるのでしょう。
口臭は、空腹時や、寝起きに強くなります。
口臭のない人はいません!
病気による口臭なら、治療すれば治ります。
生理的口臭は、普通のことなので、お母さんとしては、お子さんを不必要に心配させないように気にしないことですよ。
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歯磨きしているのに虫歯になるのは?
[予防歯科] [小児歯科] [患者さんからの質問] [虫歯] 2012-09-11 | コメント(0) |
『歯磨きしているのに、虫歯になってしまうんです・・・』と、親子で来院の患者さん。
よくよく話を聞くと、
『食べたらすぐに歯を磨いているから、虫歯予防はばっちり。なのに親子共々虫歯になるのはなぜなのか??』
また、『おやつも、ちょくちょく食べるたびに歯を磨いている』とのこと。
実は、ここが落とし穴!
虫歯予防には、歯磨きだけでは、足りないのです。
問: 歯磨きより手間いらずで、歯磨き以上に肝心な虫歯予防方とは、さて、何でしょう?
答え: ちょこちょこ食べずに、飲食と飲食の時間をあける
食事をしたり、糖分のある飲み物(牛乳や砂糖入りのコーヒーも含みますよ)を摂ると、口腔内は酸性になります。
(水や糖分のないお茶なら大丈夫!)
歯ブラシで汚れは取れますが、口腔内の酸性度は変わりません。
口腔内が酸性の間、歯の表面が少しずつ溶けています。これが進むと虫歯になります。
逆に、飲食後およそ2時間で酸性は収まり、唾液中の成分によって、溶けた部分が再石灰化(修復)されます。この意味で、唾液の量が多い子供は、本来虫歯にはなりにくいのかもしれません。
歯磨きしているのに、虫歯になりやすいその主な原因は食生活習慣といわれています。
ちょこちょこ食べ物をつまんだり、ちょくちょく糖分のある飲み物を口にしていると、なかなか再石灰化されず、虫歯になっていくのです。
ご自分の子供に虫歯になってもらいたくないと思っていて、
子供の寝かせ磨きの時間が"恐怖の時間"になっているお母さん、お父さん!
歯磨きを苦労する以上に、もう一度食生活習慣を見直されてはいかがでしょうか。
さし歯の芯
[保険診療] [自費診療] [虫歯] 2012-09-06 | コメント(0) |
さし歯=かぶせの歯
では、歯の全部を覆うかぶせの中がどうなっているか??
かぶせを接着するために、中は台形の土台になっています。
患者さん自身の歯を台形に削って整えて土台にする場合と
土台にするのに足りない部分を、かたどりして、金属で歯を補って作る場合があります。
(根っこは自分の歯です)
どちらも保険診療です。
かぶせをセラミック(白い陶器)にする場合や、土台の金属を体に優しい金合金にしたり、ファイバーを使用する場合は、保険診療外となります。
自費診療をご希望の場合は、治療の初期にお伝えください。