唾液腺(だえきの出るところ)

すっぱいものを想像すると、唾が湧きますよね。

    すっぱ7.jpg        すっぱ6.jpgのサムネール画像         すっぱ9.jpg   

僕は酸っぱそうなグレープフルーツを目の前に出されると、思わずほっぺたがキューっとなります。(苦手な果物です・・・)

 

ところで、そのツバ(唾液)は、どこから出てくるか!?

口の中にある唾液腺という小さな穴から出てきているんです。

舌下腺・顎下腺・耳下腺があります。

よーく見ると、奥歯の両脇の頬にプクッと小さなふくらみがあります。

 

患者さんは気が付いていませんが、治療中に「ピュッピュッ」と僕めがけて飛ばしてきたりしています。

治療はすっぱくありませんが、思わず唾がわいたのでしょう。

 

唾液があるおかげで、口の中は健康に保たれています。

唾液の分泌が少なくなる『ドライマウス』になると、味覚が鈍ったり、歯周病が進んだり、舌痛症などが起こることがあります。

『ドライマウス』でお悩みの方は、一度、歯科医院を受診してください。

 

 

反対咬合(うけ口)

「いー」してみて。と、言うと、どうも下の歯のほうが出ているみたい。。。

1.jpg受け口なのかなぁ。。。

 

お子さんの歯並びで、『歯がガタガタ』同様、『受け口』も将来ひどくならないかと心配されて、来院される方が多くいます。

 

乳歯が受け口(反対咬合と言います)の場合、永久歯になっても反対咬合になる可能性が高いです。

 

反対咬合を正常な咬み合わせに治すには、

乳歯~永久歯に生えかわり中の時期に、矯正するのがベストです。

 

成長期に、歯が生えている骨の形が、正しい骨格になるように、成長を助けることで、反対咬合を治します。

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矯正装置と、就寝中に装着する装置(写真右)を併用します

年齢が幼いほど、矯正装置に対して慣れるのが早く、大人が想像するよりも本人には負担がありません。

 

大人になってから、反対咬合を治すには、矯正だけでなく、外科処置を必要とするケースが多々あります。この外科処置は入院を伴う手術となります。

 

てらうち歯科では、幅広い年齢層に矯正をしています。

お子さんの矯正に関しては、

成長期を生かせる小学校低学年までに、矯正治療することをおすすめします。

シュガーレスガム

食後、歯ブラシ代りに『シュガーレスガム』を食べている人いますか?

え.jpg「はーい!」「はーい!」

 おぉー たくさんいらっしゃいますねぇ。

 

では、ガムを食べても、歯垢はほとんど取れないことはご存知ですか?

「・・・・・」

 

ガムが歯の表面を磨くことは期待できませんが、ガムを噛むことによって、唾液の量が多くなることは期待できます。

 

唾液の量が多いと、自浄作用が増します。

また、食事によって溶けた歯の表面が、唾液中の成分で再生されます。

 

乳児は唾液が多く、よだれかけがベトベトの子もよくいますよね。

(よだれが多ければ多いほど虫歯になりにくいわけではないですが)

乳児は唾液が多いので、頻繁に授乳や離乳食を食べていても、虫歯になるリスクは低いのです。 き.jpg

虫歯の穴

先日、来院の患者さんが、何気ない会話の中で、

 

CA8XQ3KH.jpg『小さい虫歯だったのに、前の歯医者で大きく削られたのっ』

(怒プンプン)そうおっしゃっていました。

                      きっとこんな虫歯だったのでしょう→

 

なるほど、ちっちゃい虫歯のうちに受診したので、詰め物が目立たないように治療が完了すると思いますよね。

 

小さい虫歯というのは、正しくは、穴の入り口が小さい虫歯だったのだろうと思われます。

 

images3.jpg虫歯は、表面が小さな穴に見えても、中に向かって、つぼ型に広がるので、中の方が広く虫歯に侵されています。

 中の虫歯を削って取るためには、入り口を広げる必要があります。

 

そのため、治療後は、患者さんの想像より大きな詰め物が付いているのです。

 

虫歯は進行すると、歯の中で広がります。

初期のうちに発見するためにも、定期的な検診をおすすめしています。

 

てらうち歯科では、再診の患者さんに、定期健診のご案内をお送りしています。

患者さんのお口の状態に合わせて、3ヵ月後だったり、6ヶ月後だったりしますので、

ハガキのご案内を目安にして、検診を受けて下さいね。 

授乳で歯が溶ける?!

「妊娠・授乳で、すっかり骨が減って歯がボロボロ」というママさん。

ママヘトヘト2.jpg授乳で歯の成分まで吸い取られてしまうイメージでしょうか。

 

実は、歯は骨ではありません

歯が植わっている口の骨は、骨です。

でも、歯、自体は、構造的にも組織的にも骨とは別ものです。

 

母乳を作るために、歯が溶けることもありません。

 

お母さんの歯の調子が悪くなったのは、赤ちゃんのせいではないですよ。

 

妊娠・授乳中によくあるお口のトラブルは、歯ブラシした時に血が出るなどの歯周炎(妊娠性歯肉炎)です。

歯ブラシ不足によるトラブルです。

 

お口のトラブルや不安は、妊娠前に要チェックしてください。

出産後に通院しようと思っていても、実際には、赤ちゃんのお世話に追われて、自分のことは後回しになるものですから。 

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