歯磨きしているのに虫歯になるのは?

『歯磨きしているのに、虫歯になってしまうんです・・・』と、親子で来院の患者さん。

よくよく話を聞くと、

『食べたらすぐに歯を磨いているから、虫歯予防はばっちり。なのに親子共々虫歯になるのはなぜなのか??』 

歯磨きシュッシュ.jpgまた、『おやつも、ちょくちょく食べるたびに歯を磨いている』とのこと。

実は、ここが落とし穴!

虫歯予防には、歯磨きだけでは、足りないのです。

問: 歯磨きより手間いらずで、歯磨き以上に肝心な虫歯予防方とは、さて、何でしょう?

答え: ちょこちょこ食べずに、飲食と飲食の時間をあける

食事をしたり、糖分のある飲み物(牛乳や砂糖入りのコーヒーも含みますよ)を摂ると、口腔内は酸性になります。

(水や糖分のないお茶なら大丈夫!)

歯ブラシで汚れは取れますが、口腔内の酸性度は変わりません。

口腔内が酸性の間、歯の表面が少しずつ溶けています。これが進むと虫歯になります。

逆に、飲食後およそ2時間で酸性は収まり、唾液中の成分によって、溶けた部分が再石灰化(修復)されます。この意味で、唾液の量が多い子供は、本来虫歯にはなりにくいのかもしれません。

歯磨きしているのに、虫歯になりやすいその主な原因は食生活習慣といわれています。

ちょこちょこ食べ物をつまんだり、ちょくちょく糖分のある飲み物を口にしていると、なかなか再石灰化されず、虫歯になっていくのです。

ご自分の子供に虫歯になってもらいたくないと思っていて、

子供の寝かせ磨きの時間が"恐怖の時間"になっているお母さん、お父さん!

歯磨きを苦労する以上に、もう一度食生活習慣を見直されてはいかがでしょうか。

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