いつからできるの?子どもの歯の矯正

「子どもの歯の矯正は、いつからできますか?」と、お子さんの歯の検診のついでに、よく聞かれます。

 

子どもの歯を、いずれ矯正しようと思っているお父さん・お母さんの中には、ご自身が矯正経験のある方もいらっしゃると思います。

お父さん・お母さん世代が子どもの頃、主流だった矯正は、乳歯が永久歯に生え換わるのを待ってから、犬歯の奥の歯を抜くなどして、並べる矯正でしたので、小学校の高学年から始めた方が多いと思います。

 

お子さんがまだ顎の成長期(幼稚園~10歳くらいまで)でしたら、永久歯に生え換わるのを待たずに、小児矯正をして、正しい骨格に導く矯正をおすすめします。

 

健全な永久歯を抜かずに、あごの成長を助けることで、正しい位置に歯を導く矯正を、小児矯正で行っています。

 

乳歯の時から、歯並びが悪いケースでは顎が窮屈なため、多くの場合、永久歯の歯並びも悪くなります。

 

矯正を始めることができる年齢は、その子が歯形を取ることができて、歯並びを良くしたいという気持ちがあれば、何歳からでも始められます。

てらうち歯科で小児矯正を始めた子の多くは幼稚園~8才くらいです。

 

小さな子に、矯正装置を付けて食事させるのはかわいそう、と思うご両親もいますが、子供は年齢が小さいほど矯正に慣れるのが早いです。

 

小児矯正のイメージは、『7人掛けのソファーに8人で座っている』状態を、

『8人掛けのソファーにする』という感じです。

 

とんとんまーえ2.jpg 

もう一つよくある質問に「顎を広げると、顔の印象が変わるのでは・・・」という不安です。

エラが張るなどの輪郭への変化はありません。むしろ、口元が審美的に良くなります。

受け口の場合は、下顎を正しい位置にすることで、機能的・審美的に良くなります。

 

受け口1.jpg八重歯はかわいいと言う方もいますが、八重歯の本人は「笑うと唇が八重歯にくっついて口が閉じない時があって恥ずかしい」と思っている方が多いです。

 

「いずれ子どもの矯正をしないといけない」と思っている親御さん、永久歯に生え換わるまで様子見をしてしまうのは、もったいないことです。

成長期にこそ、矯正をしてあげてください!

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