初診でも予約は必要ですか?
[患者さんからの質問] 2012-06-15 | コメント(0) |
ネットでお問い合わせによくあるのが、
「初診でも予約はいりますか?」というお問い合わせです。
初診の方も、ぜひ、ご予約してください。
せっかく来院していただいたのに、長時間お待たせするのも心苦しいです。
何より、お時間をお取りして、しっかり診断をしたいためです。
受付にお電話いただきましたら、ご都合のよい日時で予約をお取りいたします。
072-892-4182
また、インターネット予約で、初診の方でも受け付けています。
https://xa110.secure.ne.jp/~xa110021/reserve.html
(再診の方のみカルテ番号を記入いただけます)
カルテ番号は空欄のままでけっこうです。
コメントに「初診」とお書き添えください。
痛みがある方は、近日中の予約も承りますので、コメント欄にその旨、書き添えてください。
乳歯の中が空洞なわけ
[小児歯科] [患者さんからの質問] 2012-06-13 | コメント(0) |
あるお母さんからの質問です ↓
「うちの子の乳歯、短くて、それに、中が空洞なの!!これって変ですか?」
まず、これは正常です。安心してください。
乳歯が短いのは、下から永久歯が出ようとして、乳歯の根が吸収(とけた)ためです。
こうして、乳歯は永久歯と上手に交代します。
でも、乳歯のわきから永久歯が生えてきた場合には、歯科医院を受診してください。
永久歯の歯並びのためにも、その乳歯を抜く必要があるかもしれないからです。
いくつかの永久歯が生えてこない人もいます。その場合、乳歯の根は極端に短くならず、(メンテナンスがうまくできれば)一生使うことができます。
抜けた乳歯の中が空洞だったのは、神経や血管の入っていた部分です。神経はすでに機能していません。
もと神経だった組織が吸収されたり、肉に変わって歯茎にくっついて抜けたりしたためにできた空洞です。
もと神経だった組織は、抜けた乳歯の中に残っていることもしばしばです。その場合、乳歯は空洞に見えません。
乳歯がグラグラで痛がる時は
[小児歯科] [患者さんからの質問] 2012-06-08 | コメント(1) |
「子供の乳歯がグラグラで血もにじんでいて、痛がって寝ないんです」
親として、そんな痛がる様子を見ていると、心配になりますよね。
昼間なら、歯科医院に来院することもできますが、夜だと、近所の医院は開いていないし・・・
まず、知ってもらいたいのは、『心配いらない』ということです。
もうちょっとで取れそうで、とてもグラグラして痛い時は、お子さん本人に「今、取って楽になるか」「病院で、注射をして取ってもらうか」考えさせて決めてください。
「今、取る」と決めた場合は、お子さんに大きく深呼吸させて、息を吐いているときにサッと取ってください。(1~2回やって取れなかったら、お子さんがかわいそうなので、諦めて歯医者さんへ行ってくださいね)
もしラッキーにも歯が取れたなら、それからしばらく、清潔なガーゼを噛ませておけば15~20分ほどで止血できます。
「病院で取る」と決めた場合は、その夜は寝ているときに枕に血がつくかもしれませんので、タオルを敷くなどして寝かせ、本人には、血が出ていても大丈夫と安心させてください。
一昔前は、取れそうで取れずにくっついている乳歯は、親が乳歯の根元に糸を巻いたりしてポンッと取ってしまったものですが。
ただし、乳歯が取れずにそのわきから永久歯が生えてきている場合は、歯科医院に来院してください。乳歯の抜歯の必要があります。
今は、グラグラしている乳歯は、歯科医院に来院するケースがとても多いです。
歯科医院では、ぐらつきの程度によって、麻酔(注射)をする場合と、注射なしでポロッと取る場合があります。
麻酔をすることで、痛みがなくなると同時に、麻酔薬には止血効果もありますので、出血が少なくてすみます。
僕の父も歯科医で、当時、自宅が病院でしたが、乳歯は全部勝手に取れたか、自分でねじって取っていて、父に診てもらった記憶はありません。
それとも、診てもらったのに、僕が忘れてしまったのでしょうか。今は亡き父に、聞くすべもありませんが。
こどもの治療トレーニング
初めて歯科医院にやってきて、診察台に座って、じっと口をアーンと開ける。
できてしまえば簡単なことでも、小さな子どもたちにとっては、かなりハードルの高いことですよね。
「見るだけだから痛くないよー」と言っても、心を開かずに、イヤイヤと泣き続ける・・・
付き添いのお母さんとしては、気持ちが焦るのもよくわかります。
でも、大丈夫!心配しないでその子の成長を見守ってください。
てらうち歯科では子供が自分で前向きに治療を受けられる子に育ってくれるようにトレーニングをしていきます。
トレーニングは、子供たちが大人になってから、歯科医院に対してトラウマを持つことがないようにする大切なステップでもあります。
実は僕は耳鼻科の治療が大嫌いです。トラウマがあるのです。僕の子供たち3人は、平気で治療を受けてくるのにもかかわらず・・・・。
大人の患者さんで、歯科治療に恐怖感を強く持たれている方の多くは、子供の頃の怖かった治療の印象が根強く残っています。そうなってほしくないのです。
僕自身、8才7才5才の三児の父です。患者さんである子どもたちにも、パパの気持ちで、温かく接しています。
時にはきびしい声かけもします。根底にあるのは、子供の「できる」を引き出すことです。
付き添いのご両親にお願いしたいのは、「ちゃんとできたら○○を買ってあげるから」と、物で釣るのはやめたほうがいいです。
ご褒美は、抱っこや頬ずりなどのスキンシップにしましょう。
子供の気持ちに「自分でできた!」といううれしさが印象づくからです。
前はできたのに、今日はできないなど、子供の気持ちは不安定です。
だから繰り返し言い聞かせてトレーニングすることが大切です。
どんなに大泣きしていた子も、必ず自分で診察台に乗って、笑顔で診療を終えるようになります!
歯科医師27年の経験で断言できます!
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