さし歯と、インプラントの違い

『さし歯』というと、歯が無くなったところに差し込んで歯にした印象でしょうか。

『インプラント』というと、保険がきかない治療で、歯のないところに、金属の根っこを入れて歯を作っているという印象でしょうか。

 

なんだか、同じような違うような??

 

『いわゆる さし歯』と、『インプラント』、実際は、ぜんぜん違う治療法なのです。

 

支台築造2.jpgさし歯と、一般的に言われているものは、自分の歯が残根状態になっているところに、金属で作った歯の芯を接着します。

その芯を覆うように歯の形の「かぶせ」を付けます。

 

 

 

インプラント2.jpgインプラントは、自分の歯の根っこもない状態で、元は歯が植わっていたあごの骨に、歯の根っことなる金属の芯を植えます。

 その芯を覆うように歯の形の「かぶせ」を付けます。

 

 

 

違いは、歯の根っこが残っていれば、さし歯。

歯が全部抜けていたら、インプラント。

 

ちなみに

『さし歯』は保険診療です。(審美的に陶器製の歯にする場合は自費診療になります)

『インプラント』は保険外診療です。

注射の時のポイント

麻酔の注射します。

と、聞くだけで、ドキドキしませんか?

僕は、麻酔の注射を打つときに、できるだけ痛くないようにしています。 

 

  tc2_search_naver_jp.jpg注射針は細いものを使う。

麻酔の液は、体温に温めると、冷たいままの液を使うより、痛みを感じません。

表面麻酔を塗る。

注射液を押し出すスピードが速いと、痛みを感じやすいので、できるだけゆっくり注入する。

 

それから、大事なポイントは、患者さんの協力です。

僕が「大きく息を吸ってー。吐いてー」と掛け声をします。

それに合わせて深呼吸をしてください。

だれでも緊張しているときは、ついつい体に力が入りますよね。

そうすると、筋肉が硬くなり、痛みを感じやすくなります。

 

患者さんが息を吐くと、口腔内の筋肉がリラックスした状態で注射できるのです。

 

蚊が腕を刺したときに、ぐっと力を入れると、蚊の針が抜けないものです。

リラックスしていれば、麻酔の注射もあまり痛くないです。

 

たいがいの患者さんが「麻酔の注射。はじめは怖かったけど、痛くなかった!」と笑顔で言ってくれます。

 

麻酔の注射にちょっとした準備と気遣いですが、大切に思っています。

インプラントの手術

インプラント.jpg今日のインプラントの患者さんは、妻のお母さん。

 

「インプラントするなら、浩一パパ(と、義母に呼ばれています)が安心だから」と、遠路、東京から来院です。

 

「痛くしないでね!」とか、「歯茎を開くって聞いただけで怖くなった」とか、「ドバーと血が出るのかしら」とか、ずっと言ってました。

 

実際は、麻酔の注射もほとんど痛みがなく、歯茎を開いたときの出血も、お義母さんの想像と違ってあまりありません。

麻酔のかかっている組織からの出血は少ないのです。

 

術後は、処方した痛み止めと化膿止めを正しく服用することで、痛みが出ずに完治します。

当日はお風呂の長湯や飲酒など、血行がよくなることは控えてください。(血行がよくなると、出血しやすくなります)

 

今日はインプラントの根っこの部分を、割れていた歯の代わりに植えました。

歯茎の状態がよくなる3ヵ月後に歯をかぶせて終了です。

 

インプラントは歯周炎が大敵です。

歯垢は、天然の歯だけでなく、人造のインプラントにも付きますから、しっかりブラッシングをして、メンテナンスと定期健診を受けてください。

 

 

ホワイトニング

最近、『歯を白くしたい』という方からのお問い合わせがよくあります。

 

てらうち歯科にホワイトニングで来院されている患者さんの多くが、ホームホワイトニングをしています。

今日は、ホームホワイトニングについて、てらうち歯科での処置の流れをご説明します。

 

 

ホワイトニングbeforeafter.jpg 

ホームホワイトニングとは、歯科医院で歯型を取り、マウスピースを作ります。

マウスピース1.jpg自宅にて、マウスピースに薬剤を入れて、歯にセットします。

昼間、お出かけの時にはできないので、在宅中に使用します。

それを繰り返しして、ご自分の気に入る白さまで続けます。

 

使用キットは約1ヶ月分です。

ホワイトニング後にまた着色汚れがついたり、さらに白くされたい方には、薬液(約1ヶ月分)をお買い足しいただけます。

 

★注意点は

① 治療をして白い詰め物や被せをしている歯には、効果がありません。

天然歯のみに効果がありますので、詰め物や被せが混在している場合、色がばらつきます。

②薬剤により、歯がしみるようになることがよくあります。

その場合、歯がしみないようにする処置は料金に含まれております。

 

★処置の流れ

1回目

お口の資料づくり(口腔内写真や模型を作ります)

 

2回目

歯の汚れをきれいにします。(汚れが付いている部分には、薬が浸透しないからです)

歯型を取ります

 

3回目

マウスピースと薬剤をお渡しして、使い方の説明をします

 

4回目

1~2週間後に様子見(歯ぐきの炎症がないか、知覚過敏はないかチェックします)

ただし歯がしみるなど、気になる症状がありましたら、いつでもご予約ください

 

イラスト3.jpg

 

 興味のある方は、この機会に思い切って始めてみませんか?

 

さし歯(=かぶせの歯)の芯

歯の全部を覆うかぶせの中がどうなっているか??

 

 かぶせを接着するために、中は台形の土台になっています。

 

患者さん自身の歯を台形に削って整えて土台にする場合と

支台築造3.jpg

 

土台にするのに足りない部分を、かたどりして、金属で歯を補って作る場合があります。

(根っこは自分の歯です)

メタルコア1.jpg

どちらも保険診療です。

 

かぶせをセラミック(白い陶器)にする場合や、土台の金属を体に優しい金合金にしたり、ファイバーを使用する場合は、保険診療外となります。クラウンセット.jpg

 

自費診療をご希望の場合は、治療の初期にお伝えください。

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