妊娠と授乳で歯はボロボロになるのか?

『妊娠と授乳で歯はボロボロになるのか?』

けっこう誤解されている方が多いのですが、

授乳.jpg「おなかの子供に栄養分を取られて歯がボロボロになりました。」とか、

「授乳で栄養を取られて歯がボロボロになりました。」という話を聞いたことありませんか?

実は、違います!

妊娠や授乳で、歯の栄養分まで吸い取られるということはありません。

また、栄養分を取られて、虫歯になることもありません。

産後に歯が悪くなったと自覚する人が多いのは、生活習慣が変わったためと推測されます。

育児に追われ、自分の歯を丁寧に磨く時間が割けなかったり、歯石がついているとわかっていても、歯医者に通う時間を優先できなかったなどの理由から、症状が進んでしまったのでしょう。

検診に行きたくても、赤ちゃんを預けることができずにあきらめているお母さん、赤ちゃんと一緒に検診に来てください!

赤ちゃん.jpgお母さんが診療の際には、スタッフがキッズスペースで遊んで待っています。

小さなお子さんでしたら、ママが抱っこしたまま治療を受けることもできます。(必要な時はスタッフが抱っこしています)

てらうち歯科では、赤ちゃん連れのお母さんの治療ができますよ。

 

ご予約の際には、受付にお電話か、ネット予約で『〇〇才の子供を連れていきます』と、お伝えください。

お子さんにとっても、今後のお子さんの受診のために、歯科医院の雰囲気に慣れるのにとてもいい機会になりますよ。

骨粗しょう症で歯はボロボロになるのか?

骨粗しょう症.jpg骨粗しょう症で、歯はボロボロになるのか?

歯は『骨』と思われがちですが、骨ではありません。

骨とは別の構成組織です。

となると、ボロボロにならない?!と思うかもしれませんが、

歯が植わっているのは、あごの骨です。

骨粗しょう症で、あごの骨がもろくなってしまうと、歯を支えきれずに、歯を失いやすい環境になります。

歯を支えている骨(あごの骨)は、骨粗しょう症により、中がすかすかになることがあっても、

骨粗しょう症で、歯が溶けたり、歯の中がすかすかになることはありません。

歯ぐきの検査って何?

久しぶりの歯医者。

診察台に座ると、「歯ぐきの検診をしますね」と言われ、何やら先の細い器具がチラッと見えた・・・(ドキッ)

そして、その器具で、歯ぐきをチョンチョン突かれて(ドキドキ・・・痛くありませんように)

そして、衛生士さんは「4、2、3」など数字を言っていた。

口の中をぐるっと突いて、「はい終了です」

「ほっ」(痛くなくてよかった・・・) 

院長診察風景.jpg『どこを突いていたんだろう??』

『そして謎の数字の意味は??』

 

このブログをお読みの皆さんも、こんな疑問を持たれたことありませんか?

 

この検査は、歯と歯ぐきの境にあるポケットの深さを測っているものです。

歯周炎があると、ポケットが深くなります。

プローブ2.jpg数字はその深さをミリ単位で言っていたのです。

健康な歯ぐきでしたら、1~2ミリ程度の深さです。

 

ポケットの深さを測るのに使用していた器具は、プローブというものです。

歯のポケットの深さは、同じ歯でも裏表・右左側で深さが違います。

 

ポケットの深さを調べることで、歯周炎の進行状態を知ることができます。

歯周病が悪化することで、歯の周りの骨が溶け、歯が抜けてしまうことになります。

歯周炎は、歯の表面に汚れが付くことから起こります。

汚れ(=異物)が歯ぐきに触れるために、炎症が起こります。 

 

てらうち歯科では、歯ぐきの検査を通して、どの部分を注意して、どのような形の歯ブラシを使ったらいいのかなど、メンテナンスの方法もお伝えしています。

乳幼児でもフッ素塗布できますか?

今日は1歳4か月のお子さんのママさんからの質問です。


①虫歯予防にフッ素コートを考えていますが、一歳四ヶ月で可能でしょうか?
②またフッ素コートは保険外だと思いますが、どれぐらいするのですか?

③またフッ素コート以外に小さいうちからしておくといい診療等ありましたら、教えてください。
④奥歯も徐々に生えてきました。


とてもいい質問ですね!

虫歯予防にフッ素塗布は有効です。1歳4か月のお子さんでも、できますよ。

 フッ素塗布は保険診療外なので、てらうち歯科では、1回2000円ですが、
イラスト3.jpgまだトレーニングが必要な小さなお子さんの場合、検診の際に練習(=歯科治療に慣れる)ためにサービス(無料)でフッ素塗布してる場合が多いです。

フッ素塗布は3カ月に一回をおすすめしています。



『またフッ素コート以外に小さいうちからしておくといい診療等ありましたら、教えてください』

まず大切に考えているのは、「歯科医院に慣れて、怖がらずに診察台に乗れるようになる」
ということです。
予防歯科から歯科医院と関わることは、お子さんの今後の診療のためにも、大変良いことです。


痛みを伴う虫歯の治療の場合、緊急に処置が必要なので、しかたなく押さえつけて治療しなくてはならないこともあります。
恐怖心を植え付けてしまうので、とてもかわいそうです。



寝顔4.jpgてらうち歯科では、スタッフが、パパの気持ち・ママの気持ちで接します。
自分で進んで治療を受けれられる子に、育ててあげることを大切に思っています。



虫歯予防の観点からは、フッ素塗布以上に大切なことがあります。
『食生活習慣』です
ダラダラお菓子やジュースを口に入れる生活環境にあると、常に口の中が酸性になっているため、
目には見えないですが、歯が溶け続けている状態です。
食べた後にすぐに歯を磨いても、口の中の酸性状態は変わりません。

食べたりジュース・ミルクを飲んだ後は、2時間以上何も食べない時間を作るのが理想です。
そうすると、溶けた歯の表面が唾液によって修復されます。
とはいえ、お子さんが小さい時は、なかなか2時間空けるのは難しいことも、よくわかります。
僕の子供たちも、2歳4歳6歳と幼いのですが、ちょこちょこお菓子を食べてますし・・・。
できるだけ、心がけてくださいね。

 

  一本磨き1.jpg奥歯も徐々に生えてきました』

生えかけの奥歯は、磨き残しを作りやすいので、
いつもの歯ブラシに、もう一本先の細い歯ブラシを用意して、仕上げ磨きしてあげるといいですよ。

 


  仕上げ磨き2.jpg

唾液腺(だえきの出るところ)

すっぱいものを想像すると、唾が湧きますよね。

    すっぱ7.jpg        すっぱ6.jpgのサムネール画像         すっぱ9.jpg   

僕は酸っぱそうなグレープフルーツを目の前に出されると、思わずほっぺたがキューっとなります。(苦手な果物です・・・)

 

ところで、そのツバ(唾液)は、どこから出てくるか!?

口の中にある唾液腺という小さな穴から出てきているんです。

舌下腺・顎下腺・耳下腺があります。

よーく見ると、奥歯の両脇の頬にプクッと小さなふくらみがあります。

 

患者さんは気が付いていませんが、治療中に「ピュッピュッ」と僕めがけて飛ばしてきたりしています。

治療はすっぱくありませんが、思わず唾がわいたのでしょう。

 

唾液があるおかげで、口の中は健康に保たれています。

唾液の分泌が少なくなる『ドライマウス』になると、味覚が鈍ったり、歯周病が進んだり、舌痛症などが起こることがあります。

『ドライマウス』でお悩みの方は、一度、歯科医院を受診してください。

 

 

ページのトップへ