乳歯だから、ちょっとくらい虫歯でも大丈夫?

 「虫歯になったのが永久歯じゃなくて、乳歯の方でよかった」

「乳歯はどうせ抜ける歯だから、虫歯になっても大丈夫」

 

   『ピピー!』        

               イエローカード2.jpg イエローカードです

 

乳歯は、そのうち抜ける歯かもしれませんが、抜けるまでに虫歯を広げてしまうと、麻酔の注射をしたり、治療のために口を開け続けたり、と、まだ小さなお子さんには負担の多い体験をさせることになります。

 

  歯医者怖いよー.jpg歯医者恐怖症になった大人の患者さんには、幼少期の怖い体験が一生尾を引いて、症状が重くなるまで通院しない方が多くいます。

 

 

  イラスト4.jpg治療の恐怖体験はわかりやすいと思いますが、もう一つ、小児矯正の観点からも重大なことがあります。

虫歯で歯が欠けてしまうと、歯が動いてしまう点です。

本来の歯並びが維持できず、永久歯に生え換わる時、スペースが狭くてガタガタに生えてしまう可能性があります。

 

乳歯は「どうせ抜ける歯」かもしれませんが、将来のお子さんの歯並びや、歯科治療に対する前向きな気持ちをはぐくむためにも、大切にケアしてくださいね。

またまた浜松でサッカー

今週は、自分の病院の診療後に、友人歯科医の病院へ行って、前歯の治療をしてもらっています。

 

そして、今週末は、先週に続き、また静岡へ。

今回は、ペンションを数週間前から予約していて、家族みんなで楽しみにしていた旅行だったので、浜松へ、サッカーの練習を兼ねて行ってきました。

 

浜名湖で釣りをしたり、なつかしい浜松のメンバーとサッカーをしたり、遠州灘へ海を見に行ったり、家族五人、犬一匹とともに、短いながら充実した週末を過ごしました。

 

浜松のチームに顔を出すと、チームメイトたちに、「歯医者が歯を折って、自分で治すんか?」と冗談まじりに聞かれました。

(さすがに、自分で自分の歯の治療はできません!)

 

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長男と魚釣り

 

遠州灘のジェイ.jpg

遠州灘はいつも強風です

歯が折れちゃいました・・・

実は、今日、僕の前歯が2本とも折れちゃいました・・・(ショック)

今日は、久しぶりのサッカーの試合で、早朝から張り切って静岡県まで試合に行ってきたのですが、試合の前半で、僕(キーパー)と相手チームのフォワードと接触プレイがあり、上の前歯が2本折れてしまったのです・・・。

 

最初の一瞬は額関節に激痛が走り、次に歯がないことに気づき、「丸ごと抜けた!!」と思ったので、一生懸命「歯」を捜しました。が、見つからず、よく見たら歯が折れていたのでした。

 

ちなみに、歯が丸ごと抜けた場合、根っこの部分をこすらないように気をつけて洗って、抜けたところにはめておくと、歯はくっついて元に戻るものです。

 

虫歯一つない元気な歯だったので、残念です。が、スポーツの事故で、不可抗力でした。

 

幸い、神経が露出していないので、ひどく痛むこともなく、そのまま試合の後半戦に出場しました。

試合結果は0対0。

 

試合の後、妻に電話をすると、「手が折れたんじゃなくてよかったね」と言われました。

まぁ、確かにそうですが。

 

唇を切ってしまっているので、少しカツレツが悪いです。唇の傷が治るまでの間、患者さんには聞き取りにくいことがあったらすみません。

 

明日、午後の診療後は、友人の歯科医の診療を受けに行ってきます。

矯正装置で虫歯になる?

少し前になりますが、車内2.jpg電車に乗っていたら、近くにいたママさん同士が、

「うちの子に矯正したいけど、矯正をしていると虫歯になりそうよね

と話しているのを小耳にはさみました。

 

そう思っている人が多いのでは?と思い、今日のブログにしました。

 

即答しますと「歯磨きを怠ると、矯正装置がない時より虫歯になりやすい」です。

矯正装置が付いてるので、歯に汚れが溜まりやすいし、歯ブラシもしにくいです。

 

しかし、矯正をしている人に、虫歯ができる人はほどんどいません、それはなぜでしょう?!

 

それは、矯正には定期的なメンテナンスがあるためです。

矯正中は、調整で来院のたびに、隅々まで虫歯リスクをチェックされます。また、フッ素塗布も行われます。

 

結果、矯正装置を付けていても、虫歯になりにくい環境にあります。心配いりませんよ!

 

矯正装置1.jpg

親知らず、うずき出したら、即、受診

親知らず、年をとってもうずき出す。。。

 

今日の患者さんも、「奥歯がなんとなく、いつも痛い。」とのことで来院。

30代後半にして、上の親知らずが伸びてきたため噛み合わせが悪くなり、親知らずが下の歯の角にあたって痛みを感じていました。

親知らず.jpg

このまま放置しておくと、いつも親知らずが当たってしまう歯に負担がかかりすぎて、炎症がひどくなってしまいます。

また下の歯ぐきに食い込んできて、歯ぐきに炎症ができます。

 

ここで知っておいていただきたいことがあります。

『炎症の起こっている歯ぐきには、麻酔が効きにくい』という点です。

 

「親知らずを抜く」と思うと、なんとなく通院を先延ばしにしたい気持ちになるものですよね。

「やっぱり、抜歯はコワイ~」と、何歳になっても皆さんおっしゃいます。

 

でも、炎症が広がって、麻酔が効きずらくなってから抜くよりも、早め早めに処置を受けてください。

炎症がひどい患者さんには、抜歯までの数日間、お薬を内服していただき、炎症を抑えてから抜歯します。

限界まで我慢してから来院しないで、うずき出したら、即、受診してくださいね!

 

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