残根上の義歯
[保険診療] [入れ歯] 2011-10-25 | コメント(0) |
『残根(ざんこん)??』 初めて聞く言葉の方も多いのでは?
残根とは、歯の根っこだけが残っている状態のことです。残根には中を治療後、金属の蓋をするので、傷口ではありません。見た目は歯の無い歯ぐきです。
義歯は入れ歯のことです。
残根上の義歯とは、歯ぐきの中に歯の根っこだけが残っているところに入れ歯をはめることです。
残根上の義歯にする理由はいくつかありますが、一つには、歯の生えていたあごの骨の形を維持するためです。
畑のうねに野菜が生えているみたいに、歯の顎堤(=うね)に歯(=野菜)が生えています。
うねの野菜が植わっていない部分は、雨風にさらされると、うねが流されて低くなるように、顎堤も、歯がない部分は体に吸収されて、減ってきます。
顎堤が痩せると、入れ歯の安定が悪くなります。
また、後日、インプラントを希望した場合、顎堤が痩せていると、インプラントを植えることができません。
てらうち歯科では、できるだけご自身の歯を残せるように治療計画を立てています。
自分の歯は、入れ歯やインプラントより、ずっと大切で高価なものなのですから!