こどもの歯ぎしり
[小児歯科] [患者さんからの質問] [料金] 2011-03-25 | コメント(1) |
真夜中に・・・ ゴリゴリ キュッキュッ
何の音かと思ったら、隣で寝ているわが子の歯ぎしり!!
「なんで歯ぎしり??大丈夫??」と、いう質問を、今日も受けましたので、本日ブログアップします。
歯ぎしりをしない人はいません。(と、思います)
歯ぎしりの程度には個人差があります。
睡眠自体が解明されていないため、なぜ歯ぎしりをするのか、
完璧な回答はありませんが、
学説では、一つに、ストレスを発散させるためだと言われています。
日中、理性が働いていて抑えている情動が、睡眠中には開放されて、歯ぎしりが起こると言われています。
正しい歯並びの永久歯に比べ、乳歯の場合、犬歯誘導(犬歯が主体となって、臼歯が左右にこすり付けられるのを防ぐ)が、少ないため、歯ぎしりしやすいです。
「歯ぎしりすると、どうなるの?」
歯がすり減ります。
「歯ぎしりは止められる?」
無意識にしているので、本人に注意しても効果はないです。(寝言やいびきが止められないのと同じです)
こどもの歯ぎしりは、お口のトラブルが起こるほどのすり減りには
なりませんので、結局のところ、心配はいらないです。
でも、なんで歯ぎしりをしているのかを考えてあげるきっかけとして、気にされるのがいいと思います。
今日はこどもの歯ぎしりについて書きましたが、大人の歯ぎしりは、トラブルメーカーです。
歯が割れる、知覚過敏が起こる、口を開けると耳の下あたりが痛い(顎関節症)などの問題が起こります。(ちなみに院長は、歯ぎしり、くいしばり、寝言、いびきと、夜中も大忙しです)
予防にはナイトガード(夜寝るときに付けるマウスピース)が有効です。保険が適応されます。(5000円くらい)
場合によっては矯正(自費診療)が必要なケースもあります。