今日は土曜日ですが、休診にしてすみません。
てらうち歯科のスタッフと共に学会へ行ってきました。
このマーク、見たことありますか?
「歯に信頼マーク」といって、全世界共通に使われているマークです。
このマークの付いている食品(お菓子も)は、虫歯になる心配がありません。
(と、いうことです。)
まだまだ日本では認知度の低いマークですが、輸入菓子などにも見られます。
意外と、安価な輸入菓子に付いていたりします。
欧米人は日本人の2倍以上の砂糖を食べながら、
虫歯の数は日本人の半分以下です。
『なんで??体質が違う?』
そうじゃないんです。
食生活習慣の違いです。
虫歯が起こるのは、歯ブラシ不足よりも、ダラダラちょこちょこ食べる生活が大きな原因です。
ブログ『歯ブラシすれば虫歯にならない?』にも書きましたが、甘くない食べ物であっても、食べると口の中が酸性になり、歯がとけます。(分子レベルなので目には見えませんが・・)
とけた歯は、約2時間後に、唾液の成分で再石灰化されて、元に戻ります。
(食品によって違いがあります。)
ところが、時間を開けずにちょこちょこ食べ物を口にしていると、常に口の中が酸性で、溶けていくばかりです。そして虫歯が深くなります。
食後すぐに歯ブラシしても、口腔内の酸性は変わりません! (水・お茶を飲んでも)
大切なのは、食後の歯ブラシ以上に、食べる時・食べない時のメリハリをつけることです。
そのことからも、虫歯は『食生活習慣病』といえます。
ダラダラ食い・ちょこちょこ食いには、ジュースを飲む、砂糖やミルクの入ったコーヒー紅茶を飲む、ミルクを飲むことも含まれます。
代わりに、無糖のお茶や水なら安心(口中のPHを下げないため)です。
卒乳に悩むお母さんには耳が痛い話ですが、添い乳も虫歯の原因になります。。
同じく、粉ミルクでも、哺乳瓶を持たせたまま眠りにつかせる習慣は、虫歯の原因になります。
睡眠中、唾液の量が減るため、歯の自浄作用も、虫歯回復(再石灰化)も低下します。
寝まぎわの飲食は控えてくださいね。(飲食後2時間はあけてから睡眠を・・)