初めて歯科医院にやってきて、診察台に座って、じっと口をアーンと開ける。
できてしまえば簡単なことでも、小さな子どもたちにとっては、かなりハードルの高いことですよね。
「見るだけだから痛くないよー」と言っても、心を開かずに、イヤイヤと泣き続ける・・・
付き添いのお母さんとしては、気持ちが焦るのもよくわかります。
でも、大丈夫!心配しないでその子の成長を見守ってください。
てらうち歯科では子供が自分で前向きに治療を受けられる子に育ってくれるようにトレーニングをしていきます。
トレーニングは、子供たちが大人になってから、歯科医院に対してトラウマを持つことがないようにする大切なステップでもあります。
実は僕は耳鼻科の治療が大嫌いです。トラウマがあるのです。僕の子供たち3人は、平気で治療を受けてくるのにもかかわらず・・・・。
大人の患者さんで、歯科治療に恐怖感を強く持たれている方の多くは、子供の頃の怖かった治療の印象が根強く残っています。そうなってほしくないのです。
僕自身、6才4才2才の三児の父です。患者さんである子どもたちにも、パパの気持ちで、温かく接しています。
時にはきびしい声かけもします。根底にあるのは、子供の「できる」を引き出すことです。
付き添いのご両親にお願いしたいのは、「ちゃんとできたら○○を買ってあげるから」と、物で釣るのはやめたほうがいいです。
ご褒美は、抱っこや頬ずりなどのスキンシップにしましょう。
子供の気持ちに「自分でできた!」といううれしさが印象づくからです。
前はできたのに、今日はできないなど、子供の気持ちは不安定です。
だから繰り返し言い聞かせてトレーニングすることが大切です。
どんなに大泣きしていた子も、必ず自分で診察台に乗って、笑顔で診療を終えるようになります!
歯科医師25年の経験で断言できます!