指吸いは永久歯にも影響ある?

「先日、2歳半検診で、指吸いは3歳までにやめましょうと言われました。永久歯にも影響が出るのですか?」

と、質問のお母さん。

3歳までにやめる。というのは、あいまいな言い方ですが、明日4歳の誕生日だから、今日からピタリと止める。というのは、無理なので、今から、やめる努力をした方がいい。という意味です。

指しゃぶりの結果.jpg 

指吸いによって、前歯が指の太さの分、開いてしまう。というのは皆さんご周知のとおりです。

 

この状態は、食べ物を前歯でしごくことができませんし、発音障害も出てきます。

 

続いて、「乳歯は倒れてしまっても、永久歯に生え換わったら、ちゃんと生えてきませんか?」とのご質問。

指しゃぶり4.jpg 

乳児期の指吸いは成長過程の自然なのもなので、気にすることはありませんが、3歳を過ぎていても、頻繁に指吸いをしている場合、骨格に悪影響が出てきます。

骨に不必要な力がかかることで、歯並びのカーブがきつくなります。

永久歯に生え換わる時にも、そのカーブに沿って生えてきますので、歯並びが悪くなる可能性が高いです。

 

早くやめさせたくても、眠たい時には無意識で吸っているし、なかなか言い聞かせただけではやめない。と、悩んでいる親御さんはたくさんいます。

指しゃぶり防止に、爪に塗る苦い液体など、最近では手軽で効果が高いものがいろいろあります。

てらうち歯科では「マヴァラバイターストップ」という、指しゃぶり防止薬を用意していますので、無料でお試しいただけます。 

(詳しくはてらうち歯科ブログ『指しゃぶり・爪かじりの防止薬』をご覧ください)

 

歯ぐきが目立つ

「歯ぐきが気になるんです・・・」と、おっしゃる方が時どきいます。

 

先日も、お子さんのお母さんが「うちの子、グッキーなんです」と。

『??グッキーとは(初耳)』

グッキー2.jpg「笑うと歯ぐきがたくさん見える。ということ」だそうです。

 

「大人になってもグッキーなのでしょうか?」との質問。

笑った時の歯ぐきの見え方は、成長してもあまり変わりません。

歯の色に個人差があるように、歯ぐきの形にも個人差があります。

 

笑顔は可愛いものです。

思いっきり笑ってください。

グッキーな笑顔の、素敵な女優さんもたくさんいますよね。

 

グッキー3.jpg 

歯ぐきの色がピンクでなくて、紫っぽく黒ずんでいると気にされている方も多くいます。

メラニン2.jpg 

その多くの場合、生まれつきの色です。

血行不良や、たばこの吸いすぎによるヤニの沈着などではありません。

 

かくいう僕も、歯ぐきが黒ずんでいます。ついでに、唇も黒ずんでいます。さらに言うと、じ黒です。

 

これは、生まれつきのメラニン色素の濃さなので、気にすることありません。

それでも気になる方は、レーザーで歯ぐきの脱色ができます。メラニン色素は後戻りしますので、繰り返し行う必要があります。

 

 

注意して見分ける必要のあるケースがあります。

かぶせをしている歯の、歯と歯ぐきの境目の歯ぐきが黒ずんできたケースです。

 

sikeibukurozumi.jpgこれは、かぶせの中の金属が溶けだして、歯ぐきを染めています。

予防には、自費診療になってしまいますが、かぶせの中に使う金属を金にしたり、もしくは、ファイバーにすることをおすすめします。

詳しくはてらうち歯科ブログ『歯茎部の黒ずみ』を参照してください。

歯ぐきの検査って何?

久しぶりの歯医者。

診察台に座ると、「歯ぐきの検診をしますね」と言われ、何やら先の細い器具がチラッと見えた・・・(ドキッ)

そして、その器具で、歯ぐきをチョンチョン突かれて(ドキドキ・・・痛くありませんように)

そして、衛生士さんは「4、2、3」など数字を言っていた。

口の中をぐるっと突いて、「はい終了です」

「ほっ」(痛くなくてよかった・・・) 

院長診察風景.jpg『どこを突いていたんだろう??』

『そして謎の数字の意味は??』

 

このブログをお読みの皆さんも、こんな疑問を持たれたことありませんか?

 

この検査は、歯と歯ぐきの境にあるポケットの深さを測っているものです。

歯周炎があると、ポケットが深くなります。

プローブ2.jpg数字はその深さをミリ単位で言っていたのです。

健康な歯ぐきでしたら、1~2ミリ程度の深さです。

 

ポケットの深さを測るのに使用していた器具は、プローブというものです。

歯のポケットの深さは、同じ歯でも裏表・右左側で深さが違います。

 

ポケットの深さを調べることで、歯周炎の進行状態を知ることができます。

歯周病が悪化することで、歯の周りの骨が溶け、歯が抜けてしまうことになります。

歯周炎は、歯の表面に汚れが付くことから起こります。

汚れ(=異物)が歯ぐきに触れるために、炎症が起こります。 

 

てらうち歯科では、歯ぐきの検査を通して、どの部分を注意して、どのような形の歯ブラシを使ったらいいのかなど、メンテナンスの方法もお伝えしています。

親知らず、うずき出したら、即、受診

親知らず、年をとってもうずき出す。。。

 

今日の患者さんも、「奥歯がなんとなく、いつも痛い。」とのことで来院。

30代後半にして、上の親知らずが伸びてきたため噛み合わせが悪くなり、親知らずが下の歯の角にあたって痛みを感じていました。

親知らず.jpg

このまま放置しておくと、いつも親知らずが当たってしまう歯に負担がかかりすぎて、炎症がひどくなってしまいます。

また下の歯ぐきに食い込んできて、歯ぐきに炎症ができます。

 

ここで知っておいていただきたいことがあります。

『炎症の起こっている歯ぐきには、麻酔が効きにくい』という点です。

 

親知らずを抜くと思うと、なんとなく通院を先延ばしにしたい気持ちになるものですよね。

「やっぱり、抜歯はコワイ~」と、何歳になっても皆さんおっしゃいます。

 

でも、炎症が広がって、麻酔が効きずらくなってから抜くよりも、早め早めに処置を受けてください。

炎症がひどい患者さんには、抜歯までの数日間、お薬を内服していただき、炎症を抑えてから抜歯します。

限界まで我慢してから来院しないで、うずき出したら、即、受診してくださいね!

 

交野市いきいきランドでの運動会

今日の午前は、交野市歯科医師会の休日診療担当医で、ゆうゆうセンターで診察していました。

 

診療後、いきいきランドで開催された『京阪ブロック障害者 スポーツ・レクリエーション大会』へ家族とお弁当持参で見学に行きました。

てらうち歯科の患者さんからのお誘いで、この運動会を知りました。

今年で第42回だそうです。

 

いきいきランド.jpg秋晴れの気持ちいい風の中、楽しい競技が行われていました。

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